アル・サッドのシャビ・エルナンデス【写真:Getty Images】
今季限りでの現役引退を発表した元スペイン代表MFシャビ・エルナンデスは、現在所属するカタールのアル・サッドの監督に就任することが近日中に発表される見通しだという。スペイン紙『アス』が16日付で伝えた。
バルセロナとスペイン代表の中心選手として長年にわたって活躍したあと、2015年にアル・サッドへ移籍したシャビ。クラブとの契約はあと1年残していたが、今季限りで現役を引退することを今月はじめに表明した。
今季カタールリーグで優勝を飾ったアル・サッドの残りの日程はあと2試合。現地時間16日にはカタールカップ決勝で中島翔哉の所属するアル・ドゥハイルと対戦する。続いて、20日に行われるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグ最終節のペルセポリス(イラン)戦がシャビの現役最終戦となる。
シャビは引退を発表した際にも、今後は指導者としてのキャリアを歩んでいくことに意欲を示していた。だがそのチャンスはすぐに訪れることになるかもしれない。クラブに近い筋からの情報としてスペイン紙が伝えたところによれば、アル・サッドはシャビの監督就任をすでに決定しており、ペルセポリス戦を終えた後に公式発表が行われる見通しだという。
現在アル・サッドを率いているポルトガル人のジェズアルド・フェレイラ監督は、リーグ優勝を成し遂げながらも、今季限りで退任することがすでに発表されている。その後任として、シャビが来季からチームを率いることになるのだろうか。
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