「今までのプレーよりは、いくらかの生命の証があった」
24日付イタリア地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」紙は1-1のドローに終わったラツィオ戦で先発したACミラン本田圭佑に対し、チーム最低タイの『5点』を与え、「幽霊」と存在感の希薄さを酷評した。一方、「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙は及第点の『6点』を与えるなど、地元メディアでも評価が二分している。
【ガゼッタ・デロ・スポルト】:『6点』
決定力に欠け、現実的とは言えない攻撃の組み立てだったが、徐々に慣れてはきている。枠内のシュートはあまりにもひ弱で、相手にとられた。
放ったシュートはシュート3回。ドリブル突破は1回試み、一度成功。縦へのロングパスは0本。最高点だったカカの『6.5点』に次ぐ評価だった。
【コリエレ・デロ・スポルト】:『5点』
あまりに存在感がなく「幽霊」のようだった。前半ロスタイム2分にシュートを外し、後半セードルフ監督はベンチに引っ込めた。
最高点はカカの『6点』で、本田はDFメクセスと並ぶ最低タイの評価だった。
【トゥット・スポルト】:『5.5点』
二度のシュートをエリア外から、ヘディングを一度、ばらばらと発砲したが、ゴールを失敗するのは最低1回にしてもらいたいものだ。だが、今までのプレーよりは、いくらかの生命の証があった。
『5.5点』はミランの平均点以下だった。
右攻撃的MFでのプレーに大きく評価が分かれている。幽霊と表現される辺りは、まだ背番号10という重責を背負うに相応しいパフォーマンスができていないところだろう。長らく待たれるリーグ戦初得点という目に見える結果が一刻も早く欲しいところだ。
【了】