マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグの最終節となる第38節の試合が現地時間12日に行われ、マンチェスター・シティが今季のリーグ優勝を決めた。ジョゼップ・グアルディオラ監督にとっては、指導者としてのキャリアで26個目の主要タイトル獲得となった。
リバプールと熾烈な優勝争いを演じてきたシティは、1ポイント差のリードを守って最終節へ。アウェイでブライトンと対戦した12日の試合では先制点を奪われたが、4-1の逆転勝利で優勝を決めた。
グアルディオラ監督はこれで指導者として26個目のタイトル獲得。スペイン紙『マルカ』などによれば、25個で並んでいたジョゼ・モウリーニョ氏を上回り、タイトル獲得数は世界で歴代5位タイとなった。
最多のタイトルを獲得しているのは元マンチェスター・ユナイテッド監督のサー・アレックス・ファーガソン氏で、49個という圧倒的数字。元シャフタール・ドネツクなどのミルチェア・ルチェスク氏が32個、元ディナモ・キエフなどのヴァレリー・ロバノフスキー氏が30個、元バイエルン・ミュンヘンなどのオットマー・ヒッツフェルト氏が28個で続き、26個となったグアルディオラ監督はブラジル代表やジュビロ磐田などの元監督であるルイス・フェリペ・スコラーリ氏と並んでいる。
グアルディオラ監督は2008年に就任したバルセロナでリーグ優勝3回、チャンピオンズリーグ優勝2回など14のタイトルを獲得。バイエルン・ミュンヘンではリーグ3連覇など7タイトル、シティではこれまでに5つのタイトルを獲得している。今季はFAカップ決勝にも進んでおり、27個目のタイトル獲得の可能性もある。
バルサ退任後に1年間休養した期間を除けばわずか10年間という、監督としてはさほど長いわけではないキャリアですでに歴代上位のタイトルを手にしてきた。まだ48歳の指揮官は今後どこまで記録を伸ばしていくのだろうか。
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