ザルツブルクの南野拓実【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグの最終節となる第38節の試合が現地時間12日に行われ、今季の最終順位が確定した。トッテナムが4位を確保した結果、オーストリア王者のレッドブル・ザルツブルクが来季のチャンピオンズリーグ(CL)グループステージに出場することも決定した。
ザルツブルクはすでに今季のオーストリア・ブンデスリーガ1部で優勝を決定。UEFAカントリーランキング11位であるオーストリアの優勝チームには、来季CLの予選プレーオフからの出場権が与えられる。だが、プレミアリーグの動向次第では“繰り上げ”でグループステージからの出場権を獲得できるチャンスが生まれていた。
今季CLで決勝に進んだリバプールとトッテナムがともにプレミアリーグをCL出場圏内の4位以内で終えれば、今季CL優勝チームに与えられる来季グループステージの出場権が余る形となり、ザルツブルクにその権利が回ってくる。リバプールはすでに2位以内を決めており、ザルツブルクとしてはトッテナムの4位確定を願う状況だった。
最終節を残して5位のアーセナルに3ポイント差をつけていたトッテナムは、12日の試合でエバートンと引き分けて4位を確保。この結果、ザルツブルクの来季CLグループステージ出場が決まった。
日本代表FW南野拓実も所属するザルツブルクは、今季までの過去13年間で11回のCL予選に出場しながらも、そのたびに敗れてグループステージ出場を逃してきた。来季はついに欧州最高峰の舞台で戦うことができる。
【了】