チェルシー、補強禁止処分は撤回されず【写真:Getty Images】
国際サッカー連盟(FIFA)から今後2回の移籍市場での補強禁止処分を受けていたチェルシーは、処分撤回を求める異議申し立てを行っていたが、FIFAにより棄却された。英『スカイ・スポーツ』などが伝えている。
FIFAの規律委員会は今年2月、チェルシーが18歳未満の選手の国際移籍に関する規定に違反したとして、同クラブに補強禁止の処分を言い渡した。今夏の移籍市場と来年1月の移籍市場に適用され、チェルシーが次に新たな選手を獲得できるのは来年夏となる。
不正がなかったことを主張するチェルシーはこの処分を不服とし、FIFAに対して異議申し立てを提出していたが、FIFAは訴えを棄却。今後、チェルシーが処分の撤回や凍結を求めるためにはスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴える手段がある。
チェルシーが1月にボルシア・ドルトムントから獲得したMFクリスティアン・プリシッチは、すでにチェルシーが保有した上でドルトムントへのレンタルという形になっているため、来季チェルシーでプレーすることは可能。だが現在他クラブからレンタル中のMFマテオ・コバチッチやFWゴンサロ・イグアインを完全移籍で獲得することは現状では不可能となる。
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