バルセロナのリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグのリバプール対バルセロナ戦が現地時間7日に行われ、ホームのリバプールが4-0で勝利。1stレグでの0-3の敗戦からの奇跡的大逆転で決勝進出を果たした。
リバプールは昨年に続いて2年連続9回目の決勝進出。決勝進出回数ではレアル・マドリー(16回)、ミラン(11回)、バイエルン・ミュンヘン(10回)に次ぎ、8回で並んでいたバルサを引き離しての単独4位となった。
昨季まで3連覇中だったマドリーはベスト16で敗退済み。過去5年間ではマドリーが優勝4回、バルサが優勝1回とスペイン勢が5年連続の優勝を成し遂げていたが、その連続優勝は途切れることになった。
スペイン勢不在の決勝は2013年のバイエルン・ミュンヘンとボルシア・ドルトムントによるドイツ対決以来6年ぶりのことだ。今季の決勝はアトレティコ・マドリーの本拠地ワンダ・メトロポリターノが会場だが、スペイン勢は自国でのファイナルに残ることができなかった。
バルサのFWリオネル・メッシと元マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)も、それぞれのチームのエースとして過去5年間のCL決勝を戦っていた。今季は6年ぶりに現代サッカー界の2大スターを欠いての決勝となる。
8日に行われるもうひとつの準決勝では、トッテナムとアヤックスが決勝進出を争う。アウェイでの1stレグに1-0で勝利しているアヤックスが勝ち進めば、クラブとしてもオランダ勢としても1996年以来23年ぶり。トッテナムが逆転すれば初の決勝進出で、11年ぶりのイングランド勢対決となる。
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