浦和レッズ【写真:Getty Images】
【ブリーラム・ユナイテッド 1-2 浦和レッズ ACL グループG第5節】
AFCアジアチャンピオンズリーググループステージ第5節、タイ王者のブリーラム・ユナイテッド対浦和レッズが現地時間7日に行われた。試合はアウェイの浦和レッズが 2-1で勝利を収めた。
決勝トーナメント進出へ向けて負けられない浦和は2トップにFW興梠慎三と武藤雄樹を起用。左サイドにはDF山中亮輔、右には森脇良太が入った。3バックにはDF槙野智章、鈴木大輔、岩波拓也が起用された。対するブリーラムは元鹿島アントラーズのFWペドロ・ジュニオールを先発に起用。MF細貝萌は登録外となっている。
いきなり浦和が先制する。3分、ペナルティエリア手前の中央でエヴェルトンのパスを受けた興梠が右足を振り抜き、ゴール左に突き刺した。浦和が幸先よく先制に成功した。続く6分に武藤が倒され、ペナルティエリア手前の左でFKを得ると、山中が強烈な左足シュート。これはGKが弾いた。序盤から浦和がブリーラムを攻め立てる。
するとブリーラムが反撃に出る。13分、ペドロ・ジュニオールが浦和陣内中央にドリブルで持ち上がり、右サイドでフリーになったウェーラワトノドムにパスを供給。ウェーラワトノドムはグラウンダーで速いボールをペドロ・ジュニオールに送ると、ダイレクトで合わせゴールを決めた。浦和はブリーラムに追いつかれた。
だが浦和が勝ち越しに成功する。23分、ペナルティエリア手前で興梠が浮き玉のパスを供給。中央でエヴェルトンが相手DFと競り合い、武藤の下へボールが溢れる。武藤はシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。
その後、浦和がブリーラム陣内に攻め込みゴールに迫るも、中々ゴールを奪うことができない。すると70分、相手陣内でエヴェルトンがボールを奪うと、右サイドに開いた武藤へパス。武藤は中央の長澤に速いグラウンダーのボールを供給。長澤はダイレクトでシュートを放つが、ボールはクロスバーの上を越えた。続く76分にも左サイドの山中からスルーパスを受けた興梠が相手DFの間に抜け出しダイレクトで合わせるが、ボールはゴールの上を越えた。
3点目を目指した浦和だったが、貴重な追加点を奪うことができなかった。だが、ブリーラムに追加点を許すことなく、試合は終了。浦和レッズが2-1で勝利を収めた。
勝利した浦和は勝ち点を7に伸ばし、暫定で2位北京国安と勝ち点で並んだ。現在試合中の北京国安が全北現代に敗戦すると、浦和は2位に浮上する。その場合、最終節の北京国安戦で勝利すれば、浦和の決勝トーナメント進出が決定する。
【得点者】
3分 0-1 興梠慎三(浦和レッズ)
13分 1-1 ペドロ・ジュニオール(ブリーラム・ユナイテッド)
23分 1-2 武藤雄樹(浦和レッズ)
【了】