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チェルシー主将が監督を痛烈批判。「尊重できない」「今季の記憶は頭から消す」

text by 編集部 photo by Getty Images

ガリー・ケーヒル
チェルシーのガリー・ケーヒル【写真:Getty Images】

 チェルシーのイングランド代表DFガリー・ケーヒルは、マウリツィオ・サッリ監督に対して「尊重できない」と厳しい批判を繰り出した。英紙『テレグラフ』が同選手のコメントを伝えている。

 2011年に加入したチェルシーで主力として活躍し、昨季まではレギュラーとしてプレーしていたケーヒルだが、サッリ監督が就任した今季はキャプテンを務めながらも出場機会が激減。プレミアリーグでは9月に1試合交代出場して以来、7ヶ月以上にわたって出場がなかった。

「個人的には本当にひどかった。ある選手が8試合も9試合も出場しないことが続けば、どういうことなのか状況を説明するべきだ。だが監督はそれをしなかった」とケーヒル。「僕だけでなく、チェルシーでタイトルを勝ち取ってきた何人かの選手たちに対して正しいことではなかった」と指揮官への不満を吐露している。

「僕らがクラブで勝ち取ってきたものを尊重しない者を尊重するのは非常に難しい」とサッリ監督に対する批判的な姿勢を明確にし、「チェルシーを去る時には頭の中から消してしまう。昨季のFAカップ決勝が最後の記憶になる」と、今季の全てを否定している。

 5日に行われたプレミアリーグ第37節のワトフォード戦では、ケーヒルはチームが3-0でリードした終盤に交代出場。契約満了での退団が見込まれる前の最後のホームゲームで、サポーターに別れを告げる機会を与えられた。

 サッリ監督は試合後に、ケーヒルの発言については「どういう状況なのか知らない」とコメント。「彼はシーズンを通して常にプロフェッショナルだった。今日は最後の試合であり、ピッチに立つことがファンにとっても彼にとっても大事だった」と交代出場の理由について話している。

【了】

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