カナダ戦では出場の可能性が高いハーフナー
ヨルダン戦の準備試合となるカナダ戦は現地時間の19時(日本時間25時)から行われる。ザッケローニ監督が「できるだけ多くの選手のコンディションを把握したい」と語る通り、交替枠の上限となる6枚を使いきることも予想される。
本田と長友がケガで不在となるのに加え、今野が体調不良でカナダ戦はもちろん、ヨルダン戦の出場も予断が許されない状況にある中で、トップ下、左サイドバック、そしてセンターバックは複数の選択肢がある。
一方で左右のウィングはトップ下での起用も想定される香川をはじめ、岡崎、清武、乾、そして大津と気鋭の選手が揃い、ザッケローニ監督にとって最も贅沢な悩みどころとなりそうだ。
そうした中で、1トップは順当に行けばカナダ戦では前田が先発しそうだが、この試合のパフォーマンス次第ではハーフナー・マイクにも十分にチャンスはあると見る。オランダリーグのフィテッセに移籍して以降、最も調子が良く、精神的にも充実感が漂っているからだ。前日練習の後、長身FWを直撃した。
オランダで強さを身につけたハーフナー
――カナダ戦をステップに、いよいよW杯出場をかけたヨルダン戦を迎えます。フィテッセで結果を出しての参戦ですが、現在の心境は?
「今のところ代表には全く貢献できていないので、W杯に行ける様に少しでも貢献したい。フィテッセでスタメン、フル出場も増えてきたので、コンディションはいいと思うし、結果もしっかり付いてきているので自信にもなっています。それを代表でもしっかり出したい」
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