ウニオン・ベルリンとハンブルガーSV【写真:Getty Images】
【ウニオン・ベルリン 2-0 ハンブルガーSV ブンデスリーガ2部第31節】
ドイツ・ブンデスリーガ2部第31節、ウニオン・ベルリン対ハンブルガーSVが現地時間28日に行われた。試合はDF酒井高徳とFW伊藤達哉が所属するアウェイのハンブルガーSVが0-2で敗戦した。
首位ケルンがダルムシュタットに負けたため、勝利すると勝ち点差を3に縮めることができる2位ハンブルガーは8試合連続のスタメン出場だった酒井がベンチ入りしたものの、途中出場とはならず。9試合ぶりの欠場となった。伊藤はベンチ外となっている。
まず、ハンブルガーがチャンスを作る。18分、左サイドで受けたジャッタが右サイドを抜け出したオズジャンにパスを供給。ペナルティエリア右でフリーとなり、GKが飛び出してくる。だが、シュートは枠を捉えることができなかった。
ハンブルガーはボールを保持する時間帯が続くもゴールを奪うことができない。対するベルリンは中々相手陣内へ攻め入ることができない。だが、ハンブルガーが後半のキックオフ直後に失点を許す。ユングが自陣でボールを奪われると、最後はジュリに決められてしまう。これでベルリンが1点のリードとなった。
するとハンブルガーが終盤に決定的な2点目を奪われる。84分、ジュリからのパスを受けたプロメルが左サイドから中央に切り込み右足を振り抜くと、強烈なシュートは右ポストに当たりゴールに吸い込まれた。
その後、ハンブルガーは前に人数をかけ攻勢に出るも、得点を奪うことができず、時間だけが過ぎていく。結局試合はこのまま終了し、ハンブルガーは0-2で敗戦した。
敗れたハンブルガーは勝ち点53に留まり、プレーオフ圏外の4位に転落。勝利したウニオン・ベルリンが勝ち点でハンブルガーと並ぶも、得失点差で上回った。さらに、パダーボルンがハイデンハイムに勝利したため、勝ち点54のパダーボルンが自動昇格圏内の2位に浮上した。序盤首位を独走していたハンブルガーが終盤で失速してしまった。
【得点者】
46分 1-0 ジュリ(ウニオン・ベルリン)
84分 2-0 プロメル(ウニオン・ベルリン)
【了】