今季のイングランド・プレミアリーグでは、リバプールとマンチェスター・シティの2チームにより、史上最も壮絶と言われる接戦の首位争いが繰り広げられている。現時点で、2位チームの最終勝ち点は少なくとも歴代最多タイ以上となることが確定した。

　現地時間26日に行われたハダースフィールド戦に5-0の快勝を収めて暫定首位に再浮上したリバプールは、2試合を残して勝ち点91を獲得。だが2ポイント差で勝ち点89のシティは、リバプールより多い3試合を残している。

　現在2位のシティが仮に残り3試合に全敗したとしても、勝ち点89という数字はプレミアリーグにおける2位チームの最多タイ記録となる。2011/12シーズンにはシティとマンチェスター・ユナイテッドが勝ち点89で並び、得失点差でシティが優勝。このシーズンのユナイテッドが2位の最多勝ち点記録となった。

　言い換えればリバプールとシティは、すでに例年なら優勝できるほどの勝ち点を獲得しているということだ。現時点のリバプールの勝ち点である91を上回ったプレミアリーグ優勝チームは、過去に4チームしかない。シティの勝ち点89も、過去の優勝チームの多くをすでに上回っている。

　これほどの勝ち点を獲得しても、優勝できるのはどちらか1チームのみ。2位に終わったチームは、プレミアリーグ史上最も“惜しかった”チームということになるかもしれない。

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