エリック・テン・ハーグ監督【写真:Getty Images】
チャンピオンズリーグ(CL)で大躍進を続けるオランダ・エールディビジのアヤックス。成功の要因についてエリック・テン・ハーグ監督が明かしたと、27日に英紙『デイリー・メール』が報じている。
今季アヤックスはCL予選2回戦から出場し、オーストリア1部のシュトゥルム・グラーツやベルギー1部のスタンダール・リエージュ、ウクライナ1部のディナモ・キエフを破り本戦へ進んだ。グループステージではバイエルン・ミュンヘンやベンフィカなどと同組となったが2位で突破。レアル・マドリーとの決勝トーナメント1回戦1stレグは1-2の敗戦を喫したが、2ndレグで4-1の勝利をおさめ、逆転でベスト8入りを果たしている。
そして、ユベントスとの準々決勝1stレグは1-1のドロー。2ndレグで2-1の勝利をおさめ、アヤックスが準決勝へ進んだ。現地時間4月30日にトッテナムのホームで準決勝の1stレグが行われ、現地時間5月7日にアヤックスのホームで2ndレグが行われる予定となっている。
テン・ハーグ監督は「マルク・オーフェルマルス(スポーツ・ディレクター)と私は、昨季のシーズン終盤に分析を行った。そして、我々には20代後半以降の選手が不足しているとの結論が出た。つまり、経験が足りていなかったんだ」と語り、マンチェスター・ユナイテッドから29歳のデイリー・ブリントを獲得したこと。サウサンプトンから30歳のドゥシャン・タディッチを獲得したこと。さらに、26歳のハキム・ツィエクが残留したことで、若手主体のチームに経験を加えることが出来たことが、成功の要因だと明かした。ただ、最後に「キープレーヤーは去ってしまうだろう。近年において、今のようなチームを長い間継続して保つことは不可能だ」とし、主力の大量流出によって来季はチームが様変わりすることを示唆している。
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