ボルトンがストライキへ【写真:Getty Images】
英2部チャンピオンシップのボルトンが、今季残り2試合をボイコットする可能性がある。英『スカイ・スポーツ』などが26日に伝えた。
かつて元日本代表の中田英寿氏らが所属したボルトンは、現在深刻な経営難に瀕している。
選手たちはまだ3月の給料を受け取っていない。クラブのスタッフたちも同様で、チームは今月、スタッフを支援するためにトレーニング参加を拒否した。
ボルトンはチームとして声明を発表。「残念ながら、給料が支払われない限り、残りの試合ではプレーしないことを決断した。ファンを失望させることは理解しており、心よりお詫び申し上げる」とした上で、「ほかに選択肢はなかったと感じている」と記した。
チャンピオンシップで23位のボルトンは、残り2試合に勝利しても3部降格は避けられない状況。ボルトンは先週、元ワトフォードのオーナーであるローレンス・バッシーニ氏がクラブを買収することで合意したと発表している。ただし、まだリーグ側の承認は受けていない。
バッシーニ氏はその後、『スカイ・スポーツ』に対して「ここを出たあと、選手たちと話す。これは選手たちのせいではない。私は今、支払う権限がない。ただ、支払うつもりだ」と語り、クラブ買収が正式に認められ次第、この問題を解決するつもりだとした。
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