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本田圭佑、豪州に“サラリーキャップ撤廃”を提言。「ACLで勝つためには…」

text by 編集部 photo by Getty Images

本田圭佑
メルボルン・ビクトリーの本田圭佑【写真:Getty Images】

 オーストラリア・Aリーグのメルボルン・ビクトリーに所属する本田圭佑は、豪州のクラブがAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で成功を収めるためにはサラリーキャップ制度の撤廃が必要だと主張している。豪州『FOXスポーツ』のインタビューに語った。

 2007年からACLに参加しているオーストラリア勢だが、昨季までの12年間で優勝は1回のみ。過去2年間は1チームも決勝トーナメントに進めないなど、同じ東地区の日本勢、韓国勢、中国勢に後れを取っている。今季もすでにビクトリーのグループステージ敗退が決まり、もう1チームのシドニーFCもグループ最下位に沈んでいる。

 オーストラリアのサッカーがさらなる成長を遂げるため、やるべきことはたくさんあるとしつつ、「ひとつだけ選ぶとすればサラリーキャップの撤廃」と本田。各チームの強化を図るため、選手の報酬に関する制限をなくすことが必要だという考えを述べた。

「ACLでアジアのチームと対戦すると、これまで豪州勢は成功できていない。Aリーグだけを見たいサポーターにとっては、戦力差があまりなくなるので良いルールだと思う。だがアジアでの成功を見たいサポーターにとっては…マイナス面もある」と本田は語っている。

 サラリーキャップ制により、Aリーグでは所属選手の年俸合計額に上限が設けられ、チーム間の戦力均衡が図られている。そのサラリーキャップの枠外で大物選手を獲得できる「マーキープレーヤー」制度もあり、本田はビクトリーの今季のマーキープレーヤーの一人となっている。

【了】

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