川崎フロンターレ、蔚山現代とドロー【写真:Getty Images】
【川崎フロンターレ 2-2 蔚山現代 ACL第4節】
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループH第4節の試合が23日に行われ、川崎フロンターレがホームで韓国の蔚山現代と対戦した。
2週間前に行われたアウェイでの対戦では、終了間際の失点で0-1の敗戦を喫していた川崎F。ここまで1勝2敗でグループ3位に位置しており、決勝トーナメント進出に向けてぜひとも白星の欲しい一戦だった。
先発メンバーにはDF谷口彰悟が公式戦3試合ぶり、MF中村憲剛が4試合ぶりに復帰。第2節シドニーFC戦で決勝ゴールを挙げているMF齋藤学は今季の公式戦初先発となった。
前半8分、川崎Fは幸先よく先制ゴールを奪うことに成功。右CKからのボールがエリア前にこぼれたところを大島僚太が拾い、エリア内右サイドの小林悠にパスを通すと、小林はワントラップから右足の素早い振りで左ポストを叩くシュートを突き刺した。小林は待望の今季公式戦初ゴール。
だがその後は蔚山に反撃を許してしまう。17分には左CKからのクロスにMFディスケルドが頭で飛び込み、ファーポストへ流れたボールをMFパク・ヨンウが押し込んで1-1の同点に。
さらに31分、エリア手前で横パスを受けたブラジル人FWネグランが川崎F守備陣に囲まれながらも強引に突破。ゴール前へ抜け出し、シュートをGKチョン・ソンリョンに当てながらも逆転のゴールを押し込んだ。
1点を追う川崎Fは後半開始から、J1で4試合連続ゴールと好調な知念慶を投入。71分にはCK後の混戦から馬渡和彰のシュートでネットを揺らしたが、その前にオフサイドがあったとの判定で得点は認められない。
79分にはさらにレアンドロ・ダミアンも投入。するとその3分後、ゴール正面からL・ダミアンの放ったシュートを蔚山GKがキャッチしきれず、こぼれたボールにL・ダミアンが滑り込んで押し込む。スコアは再び同点に。
終盤に猛攻を仕掛けた川崎Fは92分、小林のシュートが左ポストを叩くも逆転ならず。2-2のドローで勝ち点1を獲得するにとどまった。
【得点者】
8分 1-0 小林悠(川崎F)
17分 1-1 パク・ヨンウ(蔚山)
31分 1-2 ネグラン(蔚山)
82分 2-2 レアンドロ・ダミアン(川崎F)
【了】