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リバプールはまさに“勝てるチーム”。悲願のタイトル獲得へ、生命線となる中盤トリオの存在

プレミアリーグ第35節、カーディフ対リバプールの一戦が現地時間21日に行われ、0-2でアウェイチームが勝利している。前半こそ苦戦を強いられたリバプールだったが、後半は自分たちの実力を証明し、2点を奪った。その中で存在感を際立たせたのが、あのトリオだった。(文:小澤祐作)

text by 小澤祐作 photo by Getty Images

“勝てるチーム”を証明

リバプール
リバプールはカーディフと対戦し、2-0で勝利【写真:Getty Images】

 高い集中力と持ち前の粘り強さ、そしてなんといっても勝ち続けることができる力。現在のリバプールには、これらの要素がすべて兼ね備わっている。だからこそ、プレミアリーグでもチャンピオンズリーグ(CL)でも、好成績を収めることができるのだ。

 プレミアリーグ第35節、対カーディフ戦でもリバプールは持ち前の粘り強さを発揮し、そして最後は勝ち切った。決して何もかもがうまくいったわけではない。それでも、“勝てるチーム”だということを改めて証明した試合でもあった。

 対戦相手のカーディフも、この試合に懸ける想いは強かった。それもそのはず、同クラブは現在、降格圏内の18位に沈んでおり残留争いの真っ只中だ。残留圏内のブライトンとは勝ち点差「3」(第34節終了時点)。相手がリバプールとはいえ、是が非でも勝ち点を奪いたかった。

 そんなカーディフは、前半から守備を固めてリバプールに立ち向かった。ミドルゾーンへの侵入はある程度許し、アタッキングゾーンに人数を集めてディフェンスに徹するホームチーム。その戦略にリバプールは手を焼き、なかなかチャンスを作ることができない。得意のカウンターを発動させても、ショーン・モリソン、ブルーノ・エクエレ・マンガを中心としたディフェンス陣は揺るがず、リバプールの攻撃はことごとく跳ね返された。

 22分にはモハメド・サラー→サディオ・マネと繋ぎ、最後はロベルト・フィルミーノがGKと1対1になる場面を作り出すも、これを外してしまう。アウェイチームには嫌な空気が立ち込めていた。

 反対にカーディフは左サイドのナサニエル・メンデス=レイングが持ち前のスピードを生かして何度も相手の右サイドを突破するなど、チャンスも少なからず作ることができていた。

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