柴崎岳【写真:Getty Images】
【ヘタフェ 3-0 セビージャ ラ・リーガ・サンタンデール第33節】
ラ・リーガ・サンタンデール第33節が現地時間の21日に行われ、日本代表MF柴崎岳が所属する5位ヘタフェがホームで4位セビージャと対戦し、3-0で勝利を収めた。
柴崎は右サイドハーフで先発し、昨年12月15日のレアル・ソシエダ戦以来となる約4ヶ月ぶりのスタメンとなった。柴崎は相手陣内でボールを奪いチャンスを作るなど、守備でチームを助けた。攻撃ではボールを受ける機会が少なかったものの、3点目の起点になった。
柴崎が良い守備を見せる。12分、相手陣内へ攻めたヘタフェはボールを奪われるが、ペナルティエリア手前の右サイドで柴崎がボールを奪い返すと、モリーナがそのボールを拾い、一人交わしてからシュート。だが、これは枠を大きく外れた。
21分、セビージャが反撃に出る。メルカドの右サイドからのクロスにベン・イェデルが競るが、相手DFがクリア。そのこぼれ球をバスケスがダイレクトでシュート。だが、これは枠を外してしまう。
31分、ヘタフェにチャンスが訪れる。右コーナーキックはセビージャDFにクリアされるが、ヘタフェの選手達がハンドをアピール。その後、主審がVARで確認し、PKの判定となった。このPKをマタが決め、ヘタフェが先制に成功した。
前半ATにもヘタフェがチャンスを作る。右コーナーキックからゴンサレスがヘディング。これがエスクデロの手に当たったように思われたが、プレーが流れる。だが、再びVARが発動。エスクデロのハンドの判定となり、エスクデロにイエローカードが出された。この日2枚目のイエローカードを受けたエスクデロは退場処分となった。このPKをモリーナが決め、前半のうちにヘタフェが2点を奪った。
一人多いヘタフェは試合を優位に進める。53分、右サイドで受けた柴崎がマタにスルーパス。これに抜け出したマタが深い位置まで運び、中央へグラウンダーのクロス。これにモリーナが合わせ、3点目を決めた。柴崎が起点となった。
すると3点リードのヘタフェは61分、柴崎がポルティージョとの交代を命じられた。さらに、74分には危険なプレーで、ジェネが一発退場となった。同数となって1点が欲しいセビージャだったが、最後まで得点を奪うことができず、3-0でヘタフェが勝利した。なお、柴崎は61分までプレーした。
4位セビージャに勝利した5位ヘタフェはセビージャを抜き、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位に浮上した。
【得点者】
35分 1-0 マタ(ヘタフェ)
45+5分 2-0 モリーナ(ヘタフェ)
53分 3-0 モリーナ(ヘタフェ)
【了】