イタリア・セリエA第33節の試合が現地時間20日に行われ、ユベントスがフィオレンティーナにホームで2-1の勝利を収めた。この結果、ユーベは8連覇となる今季のリーグ優勝が決定している。

　前節SPAL戦では敗戦を喫し、優勝決定が先送りされていたユーベ。フィオレンティーナに対しても先制を許す展開となったが、逆転勝利で2位ナポリとの差を暫定20ポイントに広げ、優勝を数字的に確定させた。

　ユーベは2011/12シーズンから国内制覇を続けている。イタリアのほかスペイン、イングランド、ドイツ、フランスを含めたいわゆる欧州5大リーグでは、フランスのリヨンが2001/02シーズンから7連覇を達成していたのが昨季までのユーベと並ぶ最長の連覇だったが、ユーベは今季の優勝で新記録を更新した。

　ドイツではバイエルン・ミュンヘンが国内最長の6連覇を継続中で、今季も7連覇に向けて優勝を争っている。スペインではレアル・マドリーが2度の5連覇を達成したのが最長。イングランドでは最長でも3連覇までしか達成したチームがない。

　だが欧州サッカー連盟（UEFA）公式サイトが伝える記録によれば、欧州他国や世界にはユーベをさらに上回る記録も存在する。ジブラルタルのリンカーンが2003年から2016年まで、ラトビアのスコントが1991年から2004年までに達成した「14連覇」が欧州最長記録となっている。ベラルーシのBATEボリソフは現在13連覇中で、2019シーズンも優勝すれば欧州記録に並ぶ。

　世界記録を保持しているとされるのはオセアニアのバヌアツのタフェアというクラブ。1994シーズンから2008/09シーズンまでの国内15連覇を達成している。

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