アヤックスのハキム・ジイェフ【写真:Getty Images】
今季終了後に他国のビッグクラブへ移籍することが見込まれていたアヤックスのモロッコ代表MFハキム・ジイェフだが、来季も残留する可能性を示唆している。クラブ専門番組でのコメントをオランダ紙『テレグラーフ』が伝えた。
現在26歳のジイェフは2016年に加入したアヤックスで主力として活躍。今季はエールディビジでチーム2位の15得点を挙げて優勝争いに貢献するとともに、チャンピオンズリーグでもレアル・マドリーとの2試合でゴールを挙げるなど、チームの準決勝進出の躍進を助けてきた。
その活躍により、今季終了後のステップアップは既定路線だとみられていた。獲得に関心を示すクラブとしてはアーセナルやバイエルン・ミュンヘン、チェルシー、トッテナム、リバプール、ローマなどが各国メディアで挙げられている。
だがジイェフは「あらゆる可能性がある」と述べ、残留も否定していない。「僕はすごく好みがうるさいんだ。(移籍するには)アヤックスの代わりにしたいと思うようなクラブがなければいけない。そうはなっていない」と、現時点では具体的に移籍を希望するクラブはないと主張している。
アヤックスは、フローニンゲンに所属する日本代表MF堂安律への関心が噂され、「ジイェフの後釜」として堂安を獲得する考えだとも言われていた。ジイェフが残留するのであれば、堂安の去就にも影響することになるかもしれない。
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