バルサのエリック・アビダルSD(右)と握手を交わす三木谷浩史会長(左)【写真:舩木渉】
楽天株式会社は18日、J1のヴィッセル神戸とリーガ・エスパニョーラのバルセロナ、イングランド・プレミアリーグのチェルシーが参戦する「Rakuten Cup Supported by スカルプD」の開催を発表した。
同日には都内で記者会見も行われ、神戸の会長にして楽天の代表取締役会長兼社長でもある三木谷浩史氏が登壇。「本当に世界No.1クラブと言っていいバルセロナを日本に迎え、ヴィッセル神戸と、またプレミアリーグで6回優勝している強豪のチェルシーと対戦することが実現する運びとなりました」と挨拶した。
「今回は本当に世界が注目する戦いになるのではないか」
そう語る三木谷会長は「チェルシーのようなヨーロッパのトップチームと(バルセロナが)このような形(プレシーズンマッチ)で対戦するのはおそらく日本で初めてと聞いています」とも語る。そして「今まではどちらかというと、Jリーグのチームと海外チームの戦いが標準でしたが、今回はヨーロッパのNo.1やNo.2を争うチーム同士が日本で対戦する。このようなドリームが実現すると思っています」とビッグマッチの実現に胸を高鳴らせている。
関係各所への感謝も述べつつ、「様々なサッカー関係者に非常に大きな影響があると思いますし、それにも増してサッカー選手を夢見ている子どもたち、プロになっているサッカー選手たちも含めて、大変大きなイベント、ターニングポイントになるのではないか」と三木谷氏。
Rakuten Cupでは7月23日にバルセロナ対チェルシーが、埼玉スタジアムで開催され、同27日に場所をノエビアスタジアム神戸に移して神戸対バルセロナの一戦が実現する。
神戸にはアンドレス・イニエスタをはじめ、ダビド・ビジャ、セルジ・サンペールと元バルセロナの選手が3人在籍しており、三木谷氏は「彼らも再び、このような形で(バルセロナと)対戦することは、もしかしたら予測もしていなかったのではないか」と胸を張った。バルセロナにとってはプレシーズンの調整段階ではあるが、まさにドリームマッチとなりそうだ。
(取材・文:舩木渉)
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