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乾貴士、献身的守備見せるもウー・レイとのアジア人対決で敗れる…。アラベスは4試合未勝利

text by 編集部 photo by Getty Images

乾貴士
乾貴士【写真:Getty Images】

【エスパニョール 2-1 アラベス ラ・リーガ・サンタンデール第32節】

 ラ・リーガ・サンタンデール第32節が現地時間の13日に行われ、日本代表MF乾貴士が所属する7位アラベスが中国代表FWウー・レイが所属する13位エスパニョールと対戦し、1-2で敗戦した。

 ウー・レイとのアジア人対決となったアラベスの乾は右MFで先発し、10試合連続の出場を果たした。乾は守備では自陣深くまで下がり、しっかりとディフェンス。得意のドリブルでファールを獲得するなど、積極的な姿勢を見せていた。79分までプレーしている。エスパニョールのウー・レイは2トップの一角として先発した。

 先制に成功したのはホームのエスパニョール。19分、相手陣内のセンターライン付近からメレンドが左サイドを上がってきたペドロサにスルーパス。ラグアルディアとの競り合いに勝ったペドロサがシュートを放つと、ゴールに吸い込まれた。これで、エスパニョールが先制に成功した。

 その後、先制されたアラベスは自分たちのサッカーが中々できず。対するエスパニョールは自分たちのペースで試合を進め、先制ゴールも決めることができた。試合は1-0でエスパニョールリードで前半を折り返す。

 後半開始早々にエスパニョールが追加点を奪う。47分、カウンターからメレンドが一気に相手陣内へ侵入。オフサイドラインギリギリで抜け出したイグレシアスにスルーパスを供給すると、イグレシアスが右サイド深い位置からウー・レイめがけて速いクロス。これがラグアルディアに当たってしまい、ゴールに吸い込まれてしまった。オウンゴールでエスパニョールが2点目を奪った。

 その後も勢いに乗るエスパニョールはボールを繋ぎながら、試合を優位に進め、ナウドがアラベスに対して壁となり、アラベス攻撃陣を寄せ付けない。乾も献身的な守備で守りながら、攻撃のチャンスを伺うも、中々ボールを奪うことができない。

 だが、アラベスがチャンスをものにする。56分、左サイドからロドリゲスが中央へクロスを送ると、バストンがニアで潰れ、中央に走りこんだカレリへ。カレリは後ろ向きでトラップするも、反転しながらシュート。ゴールネットを揺した。しかし、この直後に試合が中断。バストンがオフサイドではないかとVARが主審に連絡するが、結局はゴールの判定。これでアラベスが1点差に詰め寄る。

 79分、乾はトゥマシとの交代を命じられ、5試合ぶりのゴールとはならなかった。その後、アラベスは同点を目指すも、ゴールを奪えず。アラベスは1-2で敗戦した。敗れたアラベスは4試合白星なしとなった。

【得点者】
19分 1-0 ペドロサ(エスパニョール)
47分 2-0 ラグアルディア【OG】(エスパニョール)
56分 2-1 カレリ(アラベス)

【了】

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