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“ネクストロナウド”の評価がさらに急騰。ユーベ、レアル、マンUなどで争奪戦激化か

text by 編集部 photo by Getty Images

ジョアン・フェリックス
ベンフィカのジョアン・フェリックス【写真:Getty Images】

 ポルトガル1部のベンフィカに所属するU-21ポルトガル代表FWジョアン・フェリックスが大きく評価を高め、欧州の多くのビッグクラブからの関心が噂されている。争奪戦が激化することになりそうだ。

 今季からベンフィカのトップチームに昇格し、19歳ながらもリーグ戦二桁ゴールを挙げるなど活躍を見せてきたフェリックス。ポルトガルの大エースであるクリスティアーノ・ロナウドの後継者候補として、「ネクストロナウド」とも呼ばれている。

 11日に行われたヨーロッパリーグ準々決勝1stレグのフランクフルト戦では、欧州の舞台でも衝撃的な活躍を披露し、3ゴール1アシストでチームを4-2の勝利に導いた。19歳152日でのハットトリックは大会最年少記録であり、ポルトガル人選手が欧州の大会で記録したハットトリックとしては同国のレジェンドであるエウゼビオ氏の最年少記録を57年ぶりに更新した。

 敗れたフランクフルトのアディ・ヒュッター監督もフェリックスを絶賛。「稀少なタレントだ。今のようなプレーを続ければ、あまり長くベンフィカにいることはないだろう」と他国のビッグクラブへの早期移籍を予想している。

 スペイン『アス』および『マルカ』によれば、この試合にはレアル・マドリーやバルセロナ、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、ユベントス、アーセナル、チェルシー、トッテナム、バイエルン・ミュンヘンなど多数のクラブがスカウトを派遣していたという。マドリーはフランクフルトのFWルカ・ヨビッチもお目当てとしていたが、フェリックスにより強く目を奪われたとみられている。

 C・ロナウドが所属するユーベも特に積極的な動きを見せているクラブのひとつのようだ。ポルトガル『オ・ジョーゴ』は、ユーベから提示された移籍金7500万ユーロ(約95億円)の契約をベンフィカが断ったと伝えている。

 ベンフィカとの契約には、1億2000万ユーロ(約150億円)という巨額の契約解除金が設定されているという。それでも今夏には多くのクラブが獲得を争うことになるかもしれない。

【了】

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