ベスト8で優勝候補同士が激突
チャンピオンズリーグ(CL)も舞台はベスト8まで進み、ますます注目度は上がってきた。来週にはさっそく準々決勝2ndレグが行われる予定だが、今から試合を楽しみにしている方も多いのではないだろうか。
一方、こちらからも目が離せない。欧州No.1クラブを決めるもう一つの大会、ヨーロッパリーグ(EL)だ。
CL同様、ELも舞台は準々決勝まで進んでおり、チェルシーや長谷部誠所属のフランクフルト、バレンシアといった実力あるクラブが勝ち残っている。現地時間11日には、アーセナル対ナポリという優勝候補同士の好カードも組まれた。
アウェイ・ナポリはCLでリバプール、パリ・サンジェルマン、レッドスターと同じグループに入り、激戦を繰り広げながらも最後は力及ばず、3位でELに回ることになった。セリエAでも2位につけてはいるが、首位ユベントスとの勝ち点差は「20」と逆転での優勝はほぼ不可能となっている。また、コッパ・イタリアでもすでに敗退しているため、獲得できるタイトルはこのELだけになった。
なんとしてもトロフィーを掲げたいナポリは、迎えたアーセナル戦で4-4-2のフォーメーションを採用した。セリエAで平均ポゼッション、同パス成功率、1試合あたりのシュート数でトップを走る同クラブは、このデータが示す通り、11人全員がしっかりとパスを繋ぐサッカーを展開する。
中盤のファビアン・ルイスがタメを作り、2トップ、あるいはサイドの選手が押し上げたところを人数をかけて崩しにかかる。名将カルロ・アンチェロッティ監督の下、ナポリはこうした戦い方を基本としてきた。