ユベントス【写真:Getty Images】
【ユベントス 2-1 ミラン セリエA第31節】
イタリア・セリエA第 節が現地時間の7日に行われ、首位ユベントスがホームで4位ミランと対戦し、2-1で勝利を収めた。
ユベントスは負傷離脱中のFWクリスティアーノ・ロナウドを欠く中、2トップにFWマリオ・マンジュキッチとパウロ・ディバラを起用。ディバラはこれが復帰戦となった。19歳FWモイーズ・キーンはベンチスタートとなった。一方、ミランは3トップにFWファビオ・ボリーニ、クシシュトフ・ピオンテク、スソを配置した。
序盤はミランが立て続けにチャンスを作り、ユベントスゴールを脅かす。だが、ミランはチャンスを生かすことができない。一方、ユベントスはパスが中々繋がらず、ミランがユベントスの侵入を許さない。
ユベントスにいきなりアクシデントが襲う。7分にMFエムレ・ジャンがMFティエムエ・バカヨコへチャージに行ったところで、右足首を捻ってしまう。治療後、一度プレーに戻るも、24分に自らピッチ外に出た。そして、25分にMFサミ・ケディラと交代を余儀なくされた。
30分、右サイドからスソがペナルティエリア内にいたバカヨコに横パス。これをワントラップから右足アウトサイドにかけてシュート。これは惜しくもゴール右に外れた。
続く33分には右サイドで受けたミランMFハカン・チャルハノールが中央へクロス。これがDFアレックス・サンドロに当たってしまう。このプレーの後、試合が中断され、主審がVARをチェック。VARではサンドロの肘に当たっているように思われたが、PKとはならなかった。
すると39分、立て続けにチャンスを生み出していたミランが先制に成功する。ゴールキックからビルドアップしようとしていたところ、DFレオナルド・ボヌッチのパスをバカヨコがインターセプト。ペナルティエリア手前で、すぐ左にいたピオンテクに横パス。ピオンテクは右足でゴール右に決め、ミランが先制に成功した。
47分、右サイドのFKからこぼれたボールがもう一度右サイドへ。MFフェデリコ・ベルナルデスキが右サイドからクロスを供給。混戦になったところ、ケディラのヘディングからマンジュキッチがバイシクルシュートを放つも、GKぺぺ・レイナが弾き出した。ユベントスが前半のうちに追いつこうと、ミランゴールに迫るも1-0のミランリードで前半を折り返す。
後半に入ると、ユベントスは前からプレスをかけ、ミランにプレッシャーをかける。対するミランはピオンテクをターゲットにディフェンスラインからロングボールを送るシーンが多くなる。
59分、ボヌッチのロングフィードに後ろ向きでボールを受けたディバラが反転しながら胸トラップ。そのままスピードに乗ってペナルティエリア内に侵入すると、DFマテオ・ムサッキオが横からスライディングタックル。これがファールの判定となり、ユベントスにPKが与えられた。このPKをディバラが落ち着いて決め、ユベントスが同点に追いついた。
同点に追いついたユベントスは徐々にリズムをつかむ。81分、右サイドの縦パスに抜けたベルナルデスキがカットインでペナルティエリア内に侵入。左足でシュートを放つも、クロスバーの上に外れた。
すると84分、MFミラレム・ピャニッチがミラン陣内でカラブリアのパスをカット。そのままペナルティエリア手前までボールを運び、ペナルティエリア右にいたキーンにパス。キーンはワントラップからシュートを放つと、ゴールに吸い込まれた。キーンの公式戦5試合連続ゴールで逆転に成功した。
その後、同点に追いつきたいミランだったが、追加点を奪うことができず。2-1でユベントスが勝利した。
勝利したユベントスは勝ち点を84に伸ばし、現地時間の7日に行われるジェノア戦でナポリが敗れた場合、ユベントスの8連覇が決まる。
【得点者】
39分 0-1 クシシュトフ・ピオンテク(ミラン)
60分 1-1 パウロ・ディバラ(ユベントス)
84分 2-1 モイーズ・キーン(ユベントス)
【了】