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バルサ出身の“逸材”が代表デビューする前に…クロアチア指揮官が国籍取得を急ぐ

text by 編集部 photo by Getty Images

ダニ・オルモ
ダニ・オルモ【写真:Getty Images】

 クロアチア代表を率いるズラトコ・ダリッチ監督が、クロアチア1部のディナモ・ザグレブに所属する20歳のスペイン人MFダニ・オルモの国籍取得を承認するよう、クロアチアのコリンダ・グラバル=キタロヴィッチ大統領に願い出たようだ。1日にスペイン紙『アス』が報じている。

 オルモは2007年から2014年までバルセロナのカンテラで過ごした。Bチーム昇格が確実視されていたものの、D・ザグレブと契約することに。年代別のスペイン代表として活躍し、2015年2月にはトップチームデビューを果たしている。今季も公式戦34試合に出場し6得点8アシストを記録する活躍を見せているが、未だにA代表でプレーした経験はない。しかし、いずれはスペイン代表に招集される可能性が高い逸材だ。

 それに先駆け、ダリッチ監督はオルモの国籍取得に邁進している。同紙によると、早くオルモの国籍取得を承認するようクロアチアのキタロヴィッチ大統領に願い出たとのこと。

 ダリッチ監督は「彼は素晴らしい選手だ。我々は大きな才能を失うわけにはいかないため、彼にチャンスを与える準備は出来ている」と語っている。スペイン代表デビューを果たすとクロアチア代表としてプレーすることが出来なくなるため、その前に国籍を所得させ、クロアチア代表デビューさせるのが狙いだ。果たして、ダリッチ監督の願いは届くのだろうか。

【了】

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