ナポリ【写真:Getty Images】
【ローマ 1-4 ナポリ セリエA第29節】
イタリア・セリエA第29節が現地時間の31日に行われ、2位ナポリがアウェイで6位ローマと対戦し、1-4で勝利を収めた。
ナポリはFWアルカディウシュ・ミリクとドリース・メルテンスが2トップを組み、ボランチはMFファビアン・ルイスとアランが入った。対するホームのローマはFWエディン・ゼコ、ディエゴ・ペロッティ、パトリック・シックが3トップを形成した。
ビッグマッチとなった試合はいきなりナポリが先制する。2分、MFシモーネ・ヴェルディが中央で左サイドからボールを受けると、ペナルティエリア内にフワリと浮かせたボールを供給。ローマのDFラインギリギリで抜け出したFWアルカディウシュ・ミリクがアウトサイドで上手くコントロールし、シュート。これが決まり、早々とナポリが先制した。
先制パンチを食らったローマは中々相手陣内に攻めこむことができず、序盤は攻めあぐねてしまう。対するナポリはゆっくりとボールを回しながら、攻撃を組み立てていく。
36分、左サイドを完全に抜け出したメルテンスが中央に走り込んできたミリクにグラウンダーのパスを供給。これをダイレクトで合わせ、2点目と思われたが、ミリクのオフサイドの判定となり、得点は認められなかった。
ナポリペースで試合が進んでいたが、前半終了間際にローマが追いつく。前半AT、ルーズボールに対して、GKアレックス・メレトがシックを後ろから倒してしまい、PKの判定。このPKをペロッティがしっかりと決め、ローマが同点に追いついた。
だが、またも後半開始早々にナポリが決める。50分、メルテンスが中央をドリブルで仕掛け、ペナルティエリア手前でシュート。このボールは相手DFに当たるが、跳ね返りを右サイドにいたMFホセ・カジェホンが拾うと、中央にクロス。これが、ファーサイドに走り込んできたメルテンスに渡り、ダイレクトでボールを流し込んだ。これで2-1とナポリのリードとなった。
続く54分、ローマのコーナーからボールを奪いカウンターを発動。左サイドを抜け出したファビアンが中央にグラウンダーのクロス。これがヴェルディに渡り、ワントラップから左足を振り抜くと、ボールがゴールに吸い込まれた。これで、ナポリが2点のリードに広げた。
ナポリは58分にMFアダム・ウナスと負傷交代したメルテンスに続き、68分にDFエルセイド・ヒサイがDFケヴィン・マルキュイと交代を余儀なくされた。ナポリは2人も負傷者が出てしまった。
だが81分、右サイドを抜け出したFWアミン・ユネスが押し込み、ナポリがリードを3点に広げ、試合が完全に決まってしまった。
試合はこのまま終了し、4-1でナポリが勝利した。勝利したナポリはこれでリーグ戦3試合負けなしとなった。不調ローマは連敗となってしまった。
【得点者】
2分 0-1 アルカディウシュ・ミリク(ナポリ)
45+4分 1-1 ディエゴ・ペロッティ(ローマ)
50分 1-2 ドリース・メルテンス(ナポリ)
54分 1-3 シモーネ・ヴェルディ(ナポリ)
81分 1-4 アミン・ユネス(ナポリ)
【了】