奥川雅也【写真:Getty Images】
【ケルン 4-0 ホルシュタイン・キール ブンデスリーガ2部第27節】
ドイツ・ブンデスリーガ2部第27節が現地時間の31日に行われ、FW奥川雅也の所属する7位ホルシュタイン・キールが首位ケルンと対戦し、0-4で敗戦した。
前節、ドイツ初ゴールの奥川は2トップの一角として出場し、2試合連続のスタメンを飾った。守備に追われる時間が多く、ボールを受けるチャンスは少なかったものの、裏への抜け出しなどスピードを生かしたプレーが光った。
まず、首位ケルンが試合を動かす。22分、ペナルティエリア中央に抜け出したコルドバが右サイドから走り込んできたテローデに横パス。これを冷静に流し込み、先制に成功。
続く25分、ケルンが相手陣内でボールを奪い、ショートカウンターを発動。ボールを奪ったコルトバが左にいたヘクトルにパス。ワントラップするが、大きく逸れる。だが、後ろからきたDFがカットしようとするが、ヘクトルに当たり、ゴール前に溢れる。これをヘクトルが流し込み、2点目を奪った。
今度はキールの反撃。40分、スルーパスに反応し、右サイドを抜け出した奥川が中央にグランダーの速いパスを供給。ケルンDFは誰も触ることができず、ファーサイドに走り込んできたホンザクがスライディングで合わせようとするが、わずかに合わず。得点のチャンスを逃してしまった。
だが、43分にキールがPKを与えてしまう。これをテローデが蹴るが、キールGKクロンホルムがセーブ。決定的となる3失点目を許さない。すると前半終了間際の46分、カウンターからセンターライン付近でボールを受けた奥川がドリブル。左サイドにいたホンザクにパスを供給。だが、ホンザクのシュートはゴール右に外れてしまう。
後半開始早々の46分、コルトバが3点目を決め、ケルンが3-0とリード。これで試合が完全に決まってしまった。62分にはキールがショートコーナーからチャンスを作る。右サイドのクロスにファーサイドのセッラが頭で合わせようとするも、真上に上がってしまう。これをもう一度セッラがシュートを放つが、ミートせず。相手ゴールキックになってしまった。
すると63分に奥川はサイデルと交代を命じられ、2試合連続のゴールとはならなかった。その後も攻撃の手を緩めないケルン。73分にも右サイドを突破したコルトバが決定機を迎えるが、GKにセーブされる。後半ATにはモデストがダメ押しゴールを決め、ケルンが4点のリードとなった。
試合はこのまま終了し、キールは0-4で敗戦した。これで7位キールはプレーオフ圏内の3位ウニオン・ベルリンとの勝ち点差が5となってしまった。
【得点者】
22分 1-0 テローデ(ケルン)
25分 2-0 ヘクトル(ケルン)
46分 3-0 コルトバ(ケルン)
90+1分 4-0 モデスト(ケルン)
【了】