ユベントスのモイーズ・キーン【写真:Getty Images】
ユベントスに所属する19歳のFWモイーズ・キーンはここのところ順調にゴールを重ね、様々な記録も達成している。将来的には、リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドの域に達することを目標に掲げた。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。
今月8日のウディネーゼ戦で2ゴールの活躍を見せたキーンは、イタリア代表への招集も受け、EURO2020予選で2試合2ゴールを記録。クラブに戻ったあと、30日のエンポリ戦ではC・ロナウドやパウロ・ディバラの欠場の穴を埋め決勝ゴールを挙げた。
19歳23日で決めたイタリア代表初ゴールは、同国史上2番目に若い年齢での得点となった。他にもキーンはこれまでに、2000年代生まれの選手としてセリエAでの初出場と初ゴール、チャンピオンズリーグでの初出場などの記録を達成してきた。
エンポリ戦でのゴールによりセリエAでの得点数は通算8点となった。19歳31日での通算8得点は、マリオ・バロテッリ以来の最近10年間では最も若い記録となる。キーンはこの記録を喜びつつ、「他にも記録を達成していくつもりでいる」とさらなる活躍への意欲を口にした。
だがユーベのマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、周囲が過度にキーンを持ち上げないよう釘を差している。キーンは「メッシでもロナウドでもない」とエンポリ戦の前にコメントしていた。
これに対しキーンは、監督の言うとおり「僕はメッシでもロナウドでもない」と返答。だが「いつかは彼らのようになりたいと思う。そのためにはひたすら頑張って、毎週ピッチ上で自分の力を見せていくしかない」と努力を継続する姿勢を強調している。
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