本田圭佑【写真:Getty Images】
【パース・グローリー 0-2 メルボルン・ビクトリー オーストラリアAリーグ第23節】
オーストラリア・Aリーグ第23節が現地時間の30日に行われ、MF本田圭佑が所属する3位メルボルン・ビクトリーがアウェイで首位パース・グローリーと対戦し、2-0で勝利を収めた。
本田は中盤ダイヤモンド型の右サイドで先発フル出場。6試合連続の出場を果たした。中盤でボールを受け、ビルドアップに参加。ゴール前まで攻め上がり、シュートを放つなど積極的な姿勢を見せた。65分には今季7点目を決めている。
試合はメルボルンがいきなりミスからピンチを招く。8分、自陣で相手ボールをカットした右サイドのMFカール・ヴァレリがGKローレンス・トーマスにバックパス。だが、これが相手に奪われ、交わされそうになるが、トーマスが右足を出して防いだ。
23分、左サイドからのクロスにFWコスタ・バルバルセスがヘディングで中に折り返すと、本田が左足でダイレクトボレー。これは惜しくも相手DFに当たってしまった。
すると25分、メルボルンに先制点が生まれる。ペナルティエリア手前の中央の位置で獲得したFKをFWオラ・トイヴォネンが右足で蹴ると、ゴール右に吸い込まれた。メルボルンが先制に成功した。
後半開始早々に1点のリードを許しているパースがチャンスを作る。48分、MFディエゴ・カストロがドリブルでペナルティエリア右に侵入。中央のFWジョエル・チアニーズにパスを出すと、メルボルンDFがブロック。だが、本田に当たり跳ね返ったボールがMFニール・キルケニーの下へ。中央にマイナスのパスを送るが、チアニーズがゴール右に外した。
今度はメルボルンにチャンスが訪れる。62分、ペナルティエリア手前の中央の位置でメルボルンがFKを得ると、今度は本田がキッカーに。左足で蹴ったボールは壁に当たってしまい、ゴールマウスに飛ばなかった。
すると65分にメルボルンがPKのチャンスを得る。MFテリー・アントニスがペナルティエリア内で浮き球のパス。これがパースDFスコット・ネビルの腕に当たってしまう。主審がVARを確認すると、PKの判定が下った。このPKキッカーは本田。本田はゴール右に蹴り込み、メルボルンが2点目を奪った。
試合はこのまま終了し、2-0でメルボルンが勝利した。これで2位シドニーFCとの勝ち点差を1に、首位パース・グローリーとは同7に縮めた。
【得点者】
25分 0-1 オラ・トイヴォネン(メルボルン・ビクトリー)
67分 0-2 本田圭佑(メルボルン・ビクトリー)
【了】