ヴィッセル神戸のダビド・ビジャとアンドレス・イニエスタ【写真:Getty Images for DAZN】
【ガンバ大阪 3-4 ヴィッセル神戸 J1第5節】
明治安田生命J1リーグ第5節の試合が30日に行われ、ガンバ大阪とヴィッセル神戸が対戦。アウェイの神戸が4-3で勝利を収めた。
神戸は前節交代出場でデビューしたMFセルジ・サンペールが初先発。DFダンクレー、MFアンドレス・イニエスタ、FWルーカス・ポドルスキ、ダビド・ビジャも含めて5人の外国人フィールドプレーヤーを起用した。G大阪から加入した初瀬亮も先発で古巣との対戦となる。
だが序盤は豪華メンバーの神戸をG大阪が圧倒。立て続けにCKからゴールを脅かし、10分には右サイドの小野瀬康介からのクロスをアデミウソンがボレーで叩き込んで先制点を奪った。
さらに24分には2点目のゴール。菅沼駿哉がイニエスタからボールを奪い、そのまま絶妙なスルーパスを前線に供給すると、ファン・ウイジョが冷静に流し込んでリードを広げる。
神戸も前半終了間際には反撃に転じ、45分に1点を返す。左サイドからのイニエスタのクロスがDFの頭に当たって浮いたボールをポドルスキが低いボレーで蹴り込んだ。直後にもカウンターから同点のチャンスを迎えたが、古橋亨梧のシュートは惜しくもクロスバーを叩いてゴールならず。
後半に入っても神戸の追い上げムードが続き、54分には同点弾。左サイドでイニエスタの縦パスを受けたポドルスキが左足でクロスを入れ、中央に走り込んでマークを外したビジャがヘディングで今季3点目となるゴールを押し込んだ。
2点のリードを失ったG大阪だが、72分にはファン・ウイジョのシュートをGKが弾いたこぼれ球を遠藤保仁が折り返し、ゴール前で倉田秋が詰めて3-2の勝ち越し。だが神戸も80分、カウンターで抜け出した古橋がGKを引きつけて横パスを送り、最後は交代出場の田中順也が決めて3-3とした。
そして89分、神戸がついにこの試合初めてのリードを奪う。イニエスタも絡んでの右サイドの崩しから古橋が低いクロスを入れ、再び田中が合わせてゴール左隅へ流し込んだ。これが決勝点となり、神戸が白熱の関西ダービーを4-3で制した。
【得点者】
10分 1-0 アデミウソン(G大阪)
24分 2-0 ファン・ウイジョ(G大阪)
45分 2-1 ルーカス・ポドルスキ(神戸)
54分 2-2 ダビド・ビジャ(神戸)
72分 3-2 倉田秋(G大阪)
80分 3-3 田中順也(神戸)
89分 3-4 田中順也(神戸)
【了】