今回は香川が代表を引っ張っていくしかない
26日のボリビア戦(神戸)に向け、23日に横浜から移動した日本代表。24日夕方には、試合会場となるノエビアスタジアム神戸で初練習を行った。左足甲を痛めて前日ホテルで静養した堂安律(フローニンゲン)と、左足打撲で別メニューを強いられた室屋成(FC東京)も全体練習に復帰し、23人全員がピッチに立てる状態になった。
が、森保一監督は親善試合2連戦の際はスタメンを大幅入れ替えするのが通例。今回も合宿スタート時に「できるだけ全員を使いたい」という意向を示していただけに、次戦は先発のほとんどが変わる可能性が高そうだ。
となれば、GKはシュミット・ダニエル(仙台)か中村航輔(柏)、DFラインは右から西大伍(神戸)、三浦弦太(G大阪)、畠中槙之輔(横浜FM)、安西幸輝(鹿島)、ボランチが橋本拳人(FC東京)と小林祐希(ヘーレンフェーン)とキャップ数ゼロ、もしくは1ケタという選手が守備陣から中盤にかけてズラリと並ぶことになる。
攻撃陣を形成する見通しの乾貴士(アラベス)と宇佐美貴史(デュッセルドルフ)は2018年ロシアワールドカップ組であり、代表キャリアも少なくないが、これまでチームの大黒柱になった経験はない。その状況を踏まえると、今回は国際Aマッチ97試合目となる香川真司(ベシクタシュ)がリーダーとして代表を引っ張っていくしかないだろう。
コロンビア戦(横浜)で初めて代表のキャプテンマークを巻いた柴崎岳(ヘタフェ)が「今までリーダー的にチームを引っ張ってきた存在が今回はいない。そういう先輩たちの姿を見てきている自分がチームに求めていかなければいけない」と責任感を口にしたように、香川にも自覚は当然ある。