アトレティコ・マドリーの本拠地ワンダ・メトロポリターノ【写真:Getty Images】
スペインの女子サッカーリーグのアトレティコ・マドリー対バルセロナ戦に6万人を超える大観衆が観戦に訪れ、少なくともスペイン国内における新記録を大幅に更新した。
現地時間17日に行われたスペイン女子リーグ第24節の試合で、首位のアトレティコと2位のバルセロナが対戦。アトレティコの男子チームの本拠地でもあるワンダ・メトロポリターノに観戦に訪れた観客数は6万739人と発表されている。
スペインサッカー連盟(RFEF)は、この観客数が今年1月に行われたカップ戦準決勝のアスレティック・ビルバオ対アトレティコ戦(4万8121人)を大幅に上回るスペイン新記録だと伝えた。「世界新記録」であるとも述べている。
明確には言及されていないが、おそらくは女子サッカーのクラブチームの試合における観客数の世界記録となったようだ。スペイン『エル・コンフィデンシアル』によれば、1920年に英国での試合に5万3000人が入場した例などがこれまでの最多記録だと考えられるという。代表チームの試合においては、1999年女子ワールドカップ決勝のアメリカ対中国戦が9万人を越えた例などもある。
同会場で行われているアトレティコ男子チームのリーグ戦でも入場者数が6万人を超えることはそれほど多くはない。今季のリーグ戦ではここまで14試合のうちバルサ戦、レアル・マドリー戦、ベティス戦の3回のみとなっている。
昨年夏のFIFA U-20女子ワールドカップでスペインが決勝へ進み、ヤングなでしこに敗れて初優勝を逃した試合では、スペインでのテレビ視聴者数が女子サッカー史上最多を記録したと報じられていた。スペインでは女子サッカーも大きな盛り上がりを見せている。
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