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乾貴士、3戦連発ならずも先制点に繋がるFK獲得で勝利に貢献。アラベスは乾が加入後6試合負けなし

text by 編集部 photo by Getty Images

乾貴士
乾貴士【写真:Getty Images】

【ウエスカ 1-3 アラベス ラ・リーガ・サンタンデール第28節】

 ラ・リーガ・サンタンデール第28節が現地時間の16日に行われ、日本代表MF乾貴士が所属する5位アラベスがアウェイで最下位ウエスカと対戦し、1-3で勝利を収めた。

 乾は右MFで先発し、アラベスに移籍後6試合連続の先発出場。試合終了までプレーした。乾はポジションを左や中央に変えながら、積極的にボールに絡む。また、積極的にドリブルで仕掛け、スルーパスを出すなど、チャンスを作った。

 いきなり乾がチャンスを作る。7分、右サイドをドリブルで駆け上がった乾が倒され、FKを獲得する。このFKに中央のこぼれ球からペナルティエリア右にいたDFシモ・ナバーロがシュートを放つも、GKに止められた。だが、コーナーキックになると思われたが、試合が一時中断。主審がVARで映像を確認すると、ウエスカDFマルティン・マントヴァーニのハンドの判定となり、アラベスがPKを獲得。これをFWジョナタン・カレリが決め、アラベスが先制した。

 だが13分、ウエスカが同点に追いつく。右からのアーリークロスにFWエセキエル・アビラがヘディング。だが、アラベスのナバーロが手で触れてしまい、ハンドの判定。ウエスカがPKを獲得した。これをアビラが決め、ウエスカが早くも同点に追いついた。

 序盤はアラベスペースも、シンプルにボールを前に蹴るウエスカが徐々にペースをつかむ。57分、センターライン付近でウエスカが奪うとカウンターを発動。左サイドへと繋ぎ、左からのクロスにMFアレックス・ガジャルが合わせるも、これはゴールの遥か上に外れた。

 だが、終盤にアラベスがチャンスを掴む。80分、右サイドのロングスローからDFギジェルモ・マリパンがニアでフリック。これをファーサイドに走りこんできた途中出場のFWヨン・グイデッティが右足で合わせた。これが決まり、アラベスが終盤にリードを奪った。

 さらに86分、左サイドで受けたMFワカソ・ムバラクがディフェンスラインの裏に抜け出したカレリに絶妙な浮き球を供給すると、カレリがワントラップでペナルティエリア内に侵入。右足を振り抜くと、ゴールに突き刺さった。

 これで試合は終了し、アラベスが3-1で勝利した。これでアラベスは乾が加入後、6試合負けなしとなった。アラベスは次節2位アトレティコ・マドリーと対戦する。

【得点者】
11分 0-1 ジョナタン・カレリ(アラベス)
14分 1-1 エセキエル・アビラ(ウエスカ)
80分 1-2 ヨン・グイデッティ(アラベス)
86分 1-3 ジョナタン・カレリ(アラベス)

【了】

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