北海道コンサドーレ札幌の鈴木武蔵【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は14日、今月に行われるキリンチャレンジカップ2019に挑む日本代表のメンバーを発表した。
準優勝だったAFCアジアカップ2019で、日本代表の攻撃は大迫勇也頼みと言われた。森保一監督も「いろいろなところで見聞きしています」とし、「彼が日本代表にとって非常に重要な選手であることはこれまでの活動で彼が示している通り、そしてチームの戦い通り、間違いないところ」と述べた。
しかし今回はその大迫の状態が万全でないこともあり、FWには新しい選手が名を連ねた。その一人が北海道コンサドーレ札幌の鈴木武蔵だ。札幌からの日本代表選出は、1999年のコパ・アメリカに出場した吉原宏太氏以来2人目となる。
森保監督は鈴木について「裏に抜け出すスピード、前線で起点になること、彼の良さを生かしながらできている」と述べ、こう続ける。
「日本代表活動の中でも他の選手と同様にチームコンセプトの中で自分の良さを生かして欲しいと思います。彼が日本代表の中で自分の力を発揮できるように、出場がどうなるかわかりませんが、トレーニングや試合の中で良さを生かしていけるように働きかけをしていきたいと思います」
明治安田生命J1リーグ第3節を終えて3ゴールを記録。スピードやキレといった特徴を示し、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の下で輝いている。リオ五輪世代のストライカーは、札幌の代表として森保ジャパンに加わる。
(取材:舩木渉、文・構成:編集部)
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