エデン・アザール【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグのチェルシーに所属するベルギー代表FWエデン・アザールのレアル・マドリー移籍は避けられないかもしれない。米メディア『ESPN』などが現地時間の13日に報じた。
以前からレアル移籍の噂が報じられていたアザールは今冬の移籍市場では動きはなかった。だが、アザール獲得を熱望するジネディーヌ・ジダン氏がレアルの新指揮官に就任したことで、来夏にも同選手を獲得する可能性があるという。
2020年までチェルシーとの契約を残しているアザールの獲得には少なくとも1億ポンド(約146億円)もの移籍金が必要になるという。
だが、チェルシーは18歳未満の選手の国際移籍に関する規定に違反したとして、今後2回の移籍市場において補強を禁止する処分を下すと国際サッカー連盟(FIFA)から発表されている。その為、アザールがレアルに移籍しても、後釜候補を今後2回の移籍市場で獲得することができない。
さらに同メディアによると、アザールの放出を2020年まで先延ばしにすれば、移籍金を得ることができなくなってしまうことを指摘した。チェルシーは早くアザールを放出して移籍金を手にするか、放出を先延ばしにして戦力を維持し、フリーで同選手を放出するかという選択に迫られそうだ。
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