「正直言ってそこまで大きな影響を与えていない」
3月日本代表2連戦(22日・コロンビア戦=横浜、26日・ボリビア戦=神戸)に向けたメンバー発表が14日に迫る中、リスト入りを狙う選手たちのアピール合戦が最終局面を迎えている。その筆頭が香川真司(ベシクタシュ)だ。
1月末に新天地・トルコへ赴いてからの1カ月余りで4試合出場2ゴールとまずまずの結果を残す彼だが、3月に入って右足付け根負傷を訴え、2日のカイセリスポル戦を欠場。2018年ロシアワールドカップ以来の代表復帰が危ぶまれていた。
この現状に対し、ベシクタシュを追っている有料放送局「BeIN Sports」のバハドゥル・メフメト・ユルドゥルム記者は「2月3日のデビュー戦・アンタルヤスポル戦の3分間2ゴールでサポーターはおかしくなったけど、正直言って香川は現時点ではチームにそこまで大きな影響を与えていない。ボルシア・ドルトムントで長期間プレーしていなかったことで試合勘の不足も目立つ。彼が最も輝いていたドルトムント2年目の11/12シーズンに比べると今は40%くらいじゃないかな」と厳しい見解を示していた。
「香川には天賦の才がある」と前向きに見るメディア関係者も複数いたが、彼を取り巻く全員が納得する活躍をしているとは言い難い状況なのは確かだろう。それだけに、代表発表前ラストの10日のコンヤスポル戦では周囲を納得させる大きなインパクトを残したかった。