鹿島アントラーズの伊藤翔【写真:Getty Images】
【山東魯能 2-2 鹿島アントラーズ ACL第2節】
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグE組第2節の試合が12日に行われ、中国の山東魯能と鹿島アントラーズが対戦した。
昨季アジア王者である鹿島は初戦でマレーシアのジョホール・ダルル・タジムを2-1で下して白星発進。一方の山東魯能は韓国の慶南FCとのアウェイゲームを2-2のドローで終えていた。
マンチェスター・ユナイテッドから加入したベルギー代表MFフェライニらを擁する山東魯能に対し、鹿島は良い形で試合に入ることに成功。前半10分、レオ・シルバからのパスを受けてエリア正面に侵入した伊藤翔がゴール右隅にシュートを流し込んで先制した。
さらにその4分後にも鹿島に追加点。平戸太貴が右サイドからディフェンスラインの裏に通したスルーパスに伊藤が反応し、GKの手前でボールを浮かせて冷静にゴール。今季新加入から公式戦5試合で5点目となる伊藤のゴールで鹿島がリードを2点に広げた。
だが山東魯能もホームで黙ってはおらず、20分には早くも1点を返す。右からのクロスに逆サイドのMFウー・シンハンが頭で合わせると、これが三竿健斗の手に当たってPKの判定。元イタリア代表FWグラツィアーノ・ペッレが確実に成功させて1点差に。
前半終了間際の41分にも、ゴール前にこぼれたボールにペッレが足を伸ばして2-2のゴール。第1節でも2ゴールを挙げていたペッレの活躍により山東魯能が試合を振り出しに戻し、同点で前半を折り返した。
アウェイでも積極的に勝利を狙いにいく鹿島は後半途中から安部裕葵や土居聖真らも投入。終了間際にはレオ・シルバがフリーでゴール前に飛び込んでシュートを放つなど決定機もあったが決められず、そのまま2-2のドローで試合を終えた。
【得点者】
10分 0-1 伊藤翔(鹿島)
14分 0-2 伊藤翔(鹿島)
20分 1-2 ペッレ(山東魯能)
41分 2-2 ペッレ(山東魯能)
【了】