フォッジャサポーター【写真:Getty Images】
イタリア・セリエB(2部)のフォッジャに所属する選手やクラブ経営陣らが、愛車に火をつけられるなどの被害に遭った。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。
2017年に19年ぶりのセリエB昇格を果たし、昨季は9位で終えたフォッジャだが、今季は経営面でもピッチ上でも苦戦。現地時間9日に行われた試合では同じプーリア州のクラブであるレッチェとのダービーマッチに敗れる結果に終わった。経営問題により減点処分を受けていることもあり、降格圏付近に沈んでいる。
レッチェに敗れた試合後の夜から翌朝にかけ、複数の選手らが“テロ”とも言うべき不法行為の被害を受けることになった。いずれも犯人は確認されていないが、おそらくは不満を募らせたサポーターによるものではないかとみられている。
26歳のFWピエトロ・イェンメッロは、路上に駐車していた愛車のメルセデスに火をつけられたという。ボンネット部分が燃え尽き無残な状態となった車の様子が写真で伝えられている。
また、レッチェ戦でレッドカードを受けた25歳のMFマッシミリアーノ・ブセッラートの自宅の庭に深夜に爆竹が投げ込まれたほか、クラブオーナーの車や経営する店舗にも爆竹が投げつけられたとのこと。警察ではこれらの事件について捜査を開始しているようだ。
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