エスパニョールのウー・レイ【写真:Getty Images】
スペインのエスパニョールに所属する中国代表FWウー・レイは、現地時間2日に行われたリーガエスパニョーラ第26節のバジャドリー戦で移籍後初ゴールを記録した。母国の中国でも多くのファンが試合を見守っていたようだ。
昨季CSL(中国スーパーリーグ)で得点王に輝いたウー・レイは上海上港から1月にエスパニョールへ移籍。移籍後5試合目の出場となったバジャドリー戦では2-1のリードで迎えた65分、縦パスを受けて冷静なシュートでゴールネットを揺らし、3-1の勝利に貢献した。
中国人選手がリーガでゴールを決めたのは史上初。欧州のいわゆる5大リーグでは、2008年12月にドイツ・ブンデスリーガのコットブスでシャオ・ジャイ氏がゴールを決めて以来、約10年ぶりの中国人選手による得点となった。
米メディア『ESPN』によれば、中国でリーガの放映権を持つ『PPTV』では2500万人以上の視聴者がウー・レイの初得点の試合を観戦していたという。視聴者数はデビュー戦以来順調に増加を続けているとのことだ。
エスパニョールのユニフォームも中国で飛ぶように売れており、先週の時点ですでに1万着以上が販売されたと報じられていた。初ゴールを決めたことでファンの熱気はさらに高まっていくことが予想されている。
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