ユベントスのクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
ベルギーの大学が行った研究により、ユベントスのFWクリスティアーノ・ロナウドは非常に“プレッシャーに強い”選手であることが具体的なデータを通して明らかになったという。イタリア『ANSA通信』など各国メディアが伝えている。
研究を行ったのはベルギーのルーベン・カトリック大学。サッカーの科学的分析を手がけるオランダ「SciSports」社との協力により、7つのリーグの約7000試合を対象として分析を行ったとのことだ。
ホームゲームなのかアウェイゲームなのか、結果が重要な意味を持つ状況なのかといった試合を取り巻く環境や、スコア、試合展開、終了間際かどうかなど各種の要素をパラメータ化し、選手にどの程度のプレッシャーがかかる状況であるかを数値化。その上で、選手が行ったパスやシュートなどの選択が適切であったかどうか、また選択したプレーを通常通りに実行できたかどうかが分析された。
その結果、「クリスティアーノ・ロナウドはプレッシャーを感じないことが示された。彼のパフォーマンスは一定している」とのこと。対象的に、パリ・サンジェルマンのFWネイマールはプレッシャーがかかる状況下ではプレーの選択が悪くなる傾向がみられたという。
一方、マンチェスター・シティのFWセルヒオ・アグエロはプレッシャー下ではプレーの選択も実行力も高まるという結果に。バルセロナのFWルイス・スアレスはプレッシャーがプレーの選択に影響することはないが実行力は低下するなど、選手によってそれぞれ異なる傾向が示されたとのことだ。
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