香川真司【写真:Getty Images】
【ベシクタシュ 3-3 フェネルバフチェ スュペル・リグ第23節】
現地時間25日にスュペル・リグ第23節の試合が行われ、ベシクタシュはホームにフェネルバフチェを迎えて対戦し3-3の引き分けに終わった。ベシクタシュに所属する香川真司は初アシストを記録。試合後、取材に答えている。
共にイスタンブールを本拠地とするクラブ同士の戦いとなったダービーマッチでベシクタシュ移籍後初先発となった香川が輝きを見せた。試合開始して10分、フリーキックのチャンスを得たベシクタシュのキッカーは香川。中央に蹴り込んだボールがファーサイドに流れ、ヴィダが折り返したボールをギョニュルがダイレクトで合わせてベシクタシュに先制点が入る。
さらに8分後、ギョニュルが倒されPKを獲得すると、ユルマズが落ち着いて決めてベシクタシュに追加点が入った。前半アディショナルタイムには、香川がダイレクトでスルーパスを送ると、ユルマズがそのボールに反応してゴールを決め、ベシクタシュの3点リードで前半を折り返す。しかし後半に3失点を喫し、試合は3-3の引き分けで終わっている。
まず、試合を振り返って香川は「チームとして今日は勝たなきゃいけない試合だったんで、非常にもったいないですね。本当に」と答え、前半3点リードしながらも追いつかれ、勝利を逃したことを悔やんだ。
ドルトムント時代も含め久々の先発出場に「意外とね、久しぶりだったんで。先発もね、公式戦で。どういうウォーミングアップしようかなとか、そういうところから非常に新鮮というか。なかなか慣れていないというか。久しぶりだったんで、そういうものはありましたけど。まあ、個人的にはもっと良くなると思っています」と語り、手応えを感じたことを明かした。
一方で「ただ、このチャンスをしっかり活かしたかったんで、絶対勝ちたかったっていうのも非常に強かった。それを達成できなかったのは非常に悔しいです。チームとしてどう戦っていくのかっていうのをもっと見せていかないと。そういうところは課題がすごいあるのかなあと思います」と話している。
(取材:本田千尋【ベシクタシュ】、文・構成:編集部)
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