現地時間22日にリーガエスパニョーラ第25節の試合が行われ、エスパニョールとウエスカが1-1で引き分けた。移籍後初のフル出場を果たしたエスパニョールの中国代表FWウー・レイが現地メディアから高い評価を受けている。

　中国代表のエースであり、昨季中国スーパーリーグの得点王・最優秀選手にも輝いたウー・レイは、上海上港から1月にエスパニョールへ移籍。2試合に交代出場したあと、前節バレンシア戦で初スタメンを飾り、ウエスカ戦でも先発で左サイドに起用された。

　惜しくも欧州初ゴールは逃したウー・レイだが、得点まであと一歩に迫る場面もあった。14分には鮮やかなジャンピングボレーがわずかにポスト外へ。63分には左サイドから個人技で突破し、シュートに持ち込んだが惜しくも左ポストを叩いた。

　そのプレーはスペインメディアからも高い評価を得ている。『マルカ』『アス』紙はいずれもウー・レイに「星2」と高めの採点。『アス』は「疲れ知らずで異端でアクロバティック」とそのプレーを称えている。

『マルカ』はウー・レイについて特集記事を組み、パフォーマンスに賛辞を送るとともに、ファンからの人気や評価も急速に高まっていることを伝えた。「記録的な速さで観客席の心を掴んだ」「ウエスカ戦ではエスパニョールで最も際立った選手の一人であり、何度か喝采を浴びていた」と述べている。

　エスパニョールのルビ監督も中国人アタッカーのプレーを称賛。「おそらく最もプレーの均衡を崩してくれた選手だった。積極的に突破を図るのは良かった。ゴール前で少しだけ運に恵まれなかった」と試合後のコメントが伝えられている。

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