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神戸“VIP”は沈黙。C大阪が関西ダービー制し白星発進。山下達也が今季J1第1号弾

text by 編集部 photo by Getty Images

セレッソ大阪
セレッソ大阪が開幕戦勝利【写真:Getty Images for DAZN】

【セレッソ大阪 1-0 ヴィッセル神戸 J1第1節】

 明治安田生命J1リーグ第1節の試合が22日に行われ、セレッソ大阪とヴィッセル神戸が対戦した。

 Jリーグの2019シーズンは、昨季と同じくフライデーナイトの1試合で開幕。昨季7位のC大阪と、10位の神戸による“関西ダービー”がその開幕カードとなった。

 神戸はイニエスタとポドルスキに加え、今季から新たに加入したビジャも先発に名を連ね、世界的ビッグネームの3人が揃い踏み。新加入の西大伍、初瀬亮、山口蛍も先発し、山口は昨季まで在籍した古巣との対戦で新天地デビューを飾る。

 注目のビジャがまず大きく観客席を沸かせたのは17分。エリア手前で一旦失いかけたボールをキープし、巧みなステップから強烈なミドルシュートでゴールを脅かしたがGKの正面を突いた。

 ボール支配で上回る神戸は、決定機には至らないながらも前半を優位に展開。C大阪も終了間際にソウザのFKでゴールを狙ったがクロスバーを越え、前半は両チームスコアレスで折り返した。

 後半も神戸がボールを持つ展開は続き、イニエスタが絶妙なパスでビジャやポドルスキを走らせる形も作るが、決定的チャンスにまでは繋がらない。C大阪守備陣の奮闘にも阻まれ、良い形でシュートを打たせてはもらえなかった。

 一方のC大阪は中盤半ばから新戦力の都倉賢やデサバトを投入して反撃に転じる。71分には柿谷曜一朗のパスで抜け出した都倉の左足シュートがわずかにポスト左に外れ、ソウザも立て続けに2本の決定的なシュートを放った。

 そして77分、今季のJ1初ゴールはC大阪に生まれる。右CKから丸橋祐介がクロスを入れ、中央でGKと木本恭生が競り合った先へと流れたボールに飛び込んだのはDF山下達也。至近距離からヘディングで叩き込み、ホームのC大阪が先制点を奪った。

 リズムを崩された神戸は最後までゴールを奪えず、そのままC大阪が1-0で勝利。注目の“VIP”トリオを沈黙させたC大阪が新シーズンを白星でスタートさせた。

【得点者】
77分 1-0 山下達也(C大阪)

【了】

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