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香川真司 6年前

香川真司、周囲に信頼されてこそ生きる能力。トルコで手に入れた自分を表現できる環境

トルコ・スュペルリグ第22節が現地時間15日に行われ、香川真司が所属するベシクタシュは敵地でマラティヤスポルと対戦し、2-1と勝利した。香川は62分から途中出場し、得点にも絡んだ。少しずつ出場時間を延ばしながらチームに貢献している。(文:青木務)

text by 青木務 photo by Getty Images

この日も途中出場

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香川真司【写真:Getty Images】

 スタメン出場を期待される状況は、香川真司にとって喜ばしいことだろう。ドルトムントではチャンスがなかったが、ベシクタシュに移籍してからは立て続けに出場機会を得ている。

 デビュー戦でわずか3分の間に2得点を叩き込んだのが大きかった。さらに翌節もコンディションの良さを感じさせた。2戦連発とはならなかったが、周囲との連係から相手の守備を崩そうという意識は見えた。

 そして今節、香川はいよいよスタメンかと思われた。ベシクタシュの2列目は強烈だが、香川も負けてはいない。シェノル・ギュネシュ監督の采配が注目されたが、結局、香川はベンチスタートだった。それでも、本人に焦りはないだろう。鮮烈なデビューを飾り、2戦目もチームの勝利に貢献した。途中出場という起用法でも自らを表現する自信もあるはず。

 同じベンチスタートでも、今はポジティブな気持ちで戦況を見つめ、いつ自分の出番が来てもいいように準備できているのではないか。

 試合は、スコアレスで迎えた41分に相手選手が退場となる。0-0のまま前半を折り返したベシクタシュだったが、後半を数的優位の状態で戦えることとなった。すると50分、セットプレーからアティバ・ハッチンソンが決めて先制に成功した。

 そして62分、髪を染めた香川に出番が訪れた。

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