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CLでもソン・フンミンは輝く! ケインら不在も、存在感を引き立てる司令塔との関係性

チャンピオンズリーグ・決勝トーナメント1回戦、トッテナム対ボルシア・ドルトムントの一戦が現地時間13日に行われ、3-0でホームチームが勝利している。同試合で輝いたのはまたもソン・フンミンだった。これで公式戦4試合連続ゴールと、その好調ぶりは色褪せることがない。なぜここまで活躍することができるのだろうか。(文:小澤祐作)

text by 小澤祐作 photo by Getty Images

ハードな日々も力に変える男

ソン・フンミン
ドルトムント戦で先制ゴールをマークしたソン・フンミン【写真:Getty Images】

 トッテナムの台所事情は厳しい。チームの絶対的エースであるハリー・ケインを筆頭に、デレ・アリ、エリック・ダイアーといった主力選手に負傷者が相次いでいるからだ。トッテナムは選手の層こそ薄くはないが、これらの選手の存在感はクラブにとって絶大であるため、3人を同時に欠くのはあまりに痛いはずだ。

 しかし、そんなチームにおいてひと際存在感を放っている選手がいる。韓国が生んだスーパースターであるソン・フンミンだ。

 プレミアリーグでは現在3試合連続ゴール中。同リーグではここまで20試合に出場しており、11得点6アシストという申し分ない成績を残している。ケイン、アリを欠くチームが安定して勝ち点を積み上げているのも、背番号7のおかげだと話すサポーターも多いという。

 さらに驚くのが、そのタフさだ。ソン・フンミンはロシアワールドカップに韓国代表として出場し、グループリーグの3試合でフル出場。昨年8月にはU-23韓国代表にオーバーエイジ枠として招集され、チームの優勝に大きく貢献している。

 その後トッテナムに合流し、リーグ戦やチャンピオンズリーグ(CL)などに出場。そして先日まで行われていたAFCアジアカップ2019にも韓国代表として出場するなど、ハードな日々を送っている。

 これだけ連続して試合に出ていれば、疲労が溜まるのも無理はない。しかし、ソン・フンミンはピッチ上でそうした影響をまったく感じさせないほどのパフォーマンスを披露している。むしろ、試合をこなすごとにプレー面の質は向上しているようにも思える。

 彼のそうしたサッカーへの執着心という部分は、他の選手も見習うべきところがあるだろう。

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