日本代表の大迫勇也【写真:田中伸弥】
ドイツ1部ブレーメンのフロリアン・コーフェルト監督は、同クラブに所属するFW大迫勇也がAFCアジアカップ2019から負傷を抱えて戻ってきたとして驚きと不満を表している。ドイツ『DeichStube』が伝えた。
日本代表としてアジアカップに出場した大迫は初戦で2ゴールを挙げたあと負傷。3試合を欠場したが準々決勝のベトナム戦から復帰し、準決勝のイラン戦でも2ゴールを記録するなど、日本の準優勝に大きく貢献した。
大会中に復帰を果たしたことで、負傷はすでに回復したものと思われた。だがクラブに戻ったあと、現地時間10日に行われたブンデスリーガ第21節のアウクスブルク戦は欠場。クラブの発表によればアジアカップでの負傷の影響によるものだという。
コーフェルト監督は大迫の状態について、「彼がプレーできる状態で戻ってこなかったことに少し驚いている」と話している。「負傷のことは聞いていたが、全て大丈夫だという情報を受けていた。彼は(アジアカップで)再びプレーし、その後は何も起こらなかった。健康な状態で戻ってくると想定されていた」
コーフェルト監督は日本サッカー協会(JFA)側と争うつもりはないとしながらも、大迫の状態に関しては不満な様子を見せている。「痛みなくプレーすることができない状態だ。我々の攻撃陣の主力の一人がプレーできない。あまり長くはならないことを願いたい」と大迫の早期回復を祈った。
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