メルボルン・ビクトリーの本田圭佑【写真:Getty Images】
オーストラリアのメルボルン・ビクトリーに所属する本田圭佑は、10日に行われるAリーグ第18節のパース・グローリー戦で試合展開によっては復帰を果たすことになりそうだ。豪州『FOXスポーツ』が8日に行われた会見での本田のコメントを伝えている。
ビクトリーでAリーグ開幕から8試合にフル出場し、5ゴール3アシストを記録するなどの活躍でチームをけん引していた本田。だが負傷のため12月半ばから戦線を離脱し、リーグ戦9試合を欠場していた。
まだコンディションは万全ではないとのことだが、ある程度の時間プレーする準備は整ったようだ。本田は「90分プレーするのに十分な状態ではない」としながらも、「足の状態はほぼ100%」「後半にはチャンスがあるかもしれない。試合の状況次第」と話している。
ケビン・マスカット監督は本田をパース戦の招集メンバーに含めることは明言しつつ、「すぐにチームに入れるのは非現実的でアンフェアだ」ともコメント。本田が不在の中で、チームが最近5試合で4勝1分けと好調な戦いを見せていることもあり、先発メンバーには手を加えない考えを示している。
ビクトリーのホームで行われる10日のパース戦は首位と2位の直接対決。4ポイント差でパースを追っているビクトリーは、この試合で首位の座を奪うことはできないが、勝利を収めれば1ポイント差に肉薄することができる。
一方で本田は、「大事なのは3月以降の戦いと、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の開幕だと思う」とアジアの舞台での戦いにも意欲を見せている。ビクトリーはACLでグループステージF組に入っており、サンフレッチェ広島がプレーオフで勝利すれば同じグループに入ることになる。
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