マレク・ハムシク【写真:Getty Images】
ナポリのMFマレク・ハムシクは、やはり中国1部リーグの大連一方への移籍が近いのかもしれない。同クラブのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長のコメントをイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。
31歳のハムシクは、ナポリの主将を務めているスロバキア代表MF。2007年からナポリでプレーしており、ディエゴ・マラドーナが持っていたクラブの最多得点記録を塗り替えるなどの功績を残したレジェンドである。
そのハムシクは2日に行われたサンプドリア戦で涙を見せてファンにあいさつをする場面も。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、ハムシクが新しい経験を求めていると語り、移籍の決定が近いことを示唆していた。
デ・ラウレンティス会長は4日、報道陣に対して「ハムシクについて聞きにきたのだろうが、もう少し先になる。適切な時がきたら話す」とコメント。それでも、ハムシクが過去にビッグクラブから誘われていたことを明かし、別れが近いことをほのめかしている。
「何年も前に(代理人のミノ・)ライオラが(元ミラン代表取締役アドリアーノ・)ガッリアーニと一緒にロンドンにきて、マレクが欲しいと言ってきた。(元インテル会長)モラッティからも連絡があった。(マッシミリアーノ・)アッレグリも数年前にマレクを評価してユベントスに欲しがっていたね」
「その男が夏に中国へ行くことを頼んできた。私はずっとノーと答えることはできない。彼は我々と11年間をともにした。忘れることはできないよ。私はマレクにこう言ったんだ。出て行くとしても、ここはずっと君の家だとね」
なお、イタリア『トゥットスポルト』によると、ハムシクは今季のセリエA終了後に再びナポリの街に戻ってくる予定だ。本拠地サンパオロでフレンドリーマッチを行い、改めてファンに別れのあいさつをする計画があるとしている。
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