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伝説のFWクライファートに聞く「堂安律がもっと飛躍を望むなら…」「アジアカップ決勝は…」【インタビュー】

現在AFCアジアカップ2019が開催されているUAEに、かつてバルセロナやアヤックスなどで活躍した元オランダ代表FWのパトリック・クライファート氏が滞在している。ラ・リーガのアンバサダーとして忙しいスケジュールをこなす合間に、往年のレジェンドFWがインタビューに応じてくれた。(取材・文:舩木渉【UAE】)

text by 舩木渉 photo by Getty Images

「VARは完璧。なぜなら…」

パトリック・クライファート
元オランダ代表FWのパトリック・クライファート氏【写真:編集部】

――せっかくUAEにいるので、アジアカップの話をしましょう。今大会ではアジアで初めてVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が導入されて話題にになっています。オランダやスペインではすでに一般的になっていますが、反発する声もあります。クライファートさんはVARについてどのような見解をお持ちですか?

「今やフットボールは一部のハイレベルな国やチームのものではなく、大きな広がりを見せている。これは素晴らしいことだと思う。アジアカップでも驚きの結果を見ることができたように、進歩しているんだ。確かに私たちはフットボールを見る際に質の高さを求めるし、くだらないゴミのようなゲームは見たくない。誰もがハイレベルな試合を見たがるものだが、誰もがそういった試合を見ることができるようになった。

そして最近は誰もがVARのことについて話している。私は完璧なシステムだと思う。リアルなフットボールを見ることができて、なおかつペナルティエリア内での(審判の)失敗をこれ以上見なくていいんだ。私が現役の頃はコーナーキックの時に自分の腕を相手の腕に絡めて抑えていたけれど、今は同じことをすれば即PKだ。フットボールの明らかでなかった部分が、明らかにならなければいけなくなっている。素晴らしいことじゃないか」

――アジアカップに出場した中国代表FWウー・レイはエスパニョールに移籍しました。日本人選手もラ・リーガでプレーしていますが、今後もっと多くのアジア人がスペインのクラブから魅力的だと思われてチャンスをつかみ取ることはできるのでしょうか。

「もし質の高いプレーをしていれば、リーガに移籍することができる。スペインのクラブはアジアカップをつぶさにチェックしているし、大会が終わればもっと多くの選手が契約するのではないだろうか」

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