3度目の正直でJ3昇格を
FC今治のオーナーを務める岡田武史氏【写真:宇和川勝也】
FC今治は2016年のうちにJリーグ百年構想クラブの認定を受け、同年2月にJ3基準となる5000人収容のサッカー専用スタジアム(夢スタ)の建設計画を発表。四国リーグを制し、出場権を得た全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2016では優勝を成し遂げ、JFL昇格を果たした。
J3昇格に向けた体制を整えていたが、JFL1年目となる2017シーズンは年間総合6位に終わり、JFL2年目の2018シーズンは年間総合5位で終了。J3昇格条件となる年間総合4位以内を果たせず、2年連続でJ3昇格を逃している。そういった経緯もあり、今季はスポンサー減少が予想された。
しかし、オフィシャルパートナーは昨季から4社増えて全部で13社に。全体のスポンサー件数は約280社となり、金額も昨年の3億6800万円を上回る4億2000万円。そうなった要因として、FC今治の矢野将文社長は「JFLでの鎖骨スポンサーが解禁になったこと」、「吉本興業株式会社や潮冷熱株式会社から協賛金を増額して貰ったこと」などを挙げている。
そして「昨年昇格出来なかったことを、むしろ奮起する機会だと捉えていただき、一緒に頑張るぞと多くの皆さまが自分事として考えて頂くようになりました」と語り、スポンサーとの結びつきが、より深まったことを明かしている。
FC今治にとって今年はJFL3年目のシーズン。3度目の正直でJ3昇格を果たすために、これ以上ない強化に乗り出した。